対戦ゲームっていいよな

対戦ゲーム、麻雀の攻略。それらの上達に役立つ知識の共有がしたい。

5F Safe Jump(5F詐欺飛び)重ねと先行入力すかし着地攻撃について ストリートファイター6

 

はじめに

解説するにあたって、「こういうものだ」と齟齬なく伝えることを最優先にしたため、なるべく主観は排除しました。

何故強いのか、どう困らせたらよいのか、システムとの組み合わせ方や、他の局面への布石などといった攻略への助けになれば幸いです。

※確認をし、画像付きで解説もしておりますが、間違っているところがあれば教えてください。

 

前提知識

空中通常攻撃使用時に付与される着地硬直について

ストリートファイター6では、空中通常攻撃を使用した際に着地後3Fの間はガードも移動も出来ない着地硬直が付与されます。

以下画像のフレームメーターで確認してみましょう。

前方ジャンプからジャンプHPを入力しました。

31Fジャンプ(カウンター以外の動作硬直を表す水色)してから32F目にジャンプHPを入力(被カウンターを表す緑、攻撃判定を表す赤)しています。

43Fの間ジャンプしており、44F目に着地すると着地硬直(被パニッシュカウンターを表す青)が3メモリついています。

この着地硬直は空中通常攻撃の発生前に着地した場合や、空振りした場合も付与されるので注意が必要です。

空中通常攻撃には3Fの着地硬直が存在する

 

対空無敵技の発生について

空中判定の攻撃に対して無敵が付与されている技が存在します。

例えばリュウの弱昇竜拳発生5Fで、1〜14Fに空中判定の攻撃に対して無敵が付与されています。

空中通常攻撃を出したキャラクターが着地するまでのF+着地硬直3Fの間に、リュウの弱昇竜拳が発生すると昇竜拳対空が成立します。

 

今回解説する5F Safe Jump重ねは、

自身がジャンプ通常攻撃を相手に当たるように出した際、

相手に硬直後最速で5F対空無敵技を出されたとしても着地後にガードが間に合うというものです。

 

5F Safe Jump(5F詐欺飛び)重ねの方法

最初に条件を書いておきます。

画像付きで解説していくのでふんわりと読んでください。

5F Safe Jumpは自分の操作キャラクターが相手の硬直終了が終わってから1F後に着地できるFでジャンプをすることで成立します。

例えばルークで前方ジャンプ通常攻撃を行う際、43Fの間空中にいて44Fから着地します。

よって相手よりも42F有利の状況で前方ジャンプをすることで、5F Safe Jumpを成立させることができます。

文字だけだと混乱するかもしれないので、画像とともに見ていきましょう。

ルークは強フラッシュナックルを地上の相手にヒットさせると42Fの有利を得ることが出来ます。

 

▲地上の相手に強フラッシュナックルをヒットさせて、

▲前方ジャンプHP。赤色の攻撃判定がリュウの硬直後1F目に重なっていますが、対空無敵の弱昇竜拳をされているのでヒットしません。

▲発生5Fの弱昇竜拳はルークに付与された着地硬直終了直後に発生するため、ガードが間に合います。

これが5F Safe Jumpです。

 

空中攻撃を入力せずに着地したときの硬直について

空中攻撃を入力せずに着地(すかし着地)した場合、空中攻撃入力時より1F早く着地し、硬直が3F存在します。

先ほどはルークの着地寸前ジャンプHPの攻撃判定が43F目に存在していましたが、すかし着地の場合は43F目にはすでに着地しているということになります。
硬直始めの1F目(ルークの場合、43F目)はガードのみ可能で、打撃、移動不可です。

以下画像を見てみましょう。

ルーク側はジャンプ⇒すかし着地⇒ジャンプを絶え間なく行い、リュウ側にルークの着地43F目に投げを合わせています。

▲ジャンプいれっぱをしていますが43F目に投げられてしまいます。

この投げは投げ抜け可能ですが、投げ抜け不可のコマンド投げをこのフレームに合わせられると着地後にあらがうすべはありません。

 

次に、43F目に投げではなく打撃を合わせてみましょう。

▲このようにガードをすることは可能です。


また、硬直後半2F(44〜45F目)も同様に、ジャンプ、前進、後退、バクステが出来ませんが、

ガードに加えて、通常攻撃、必殺技、SA、投げ、インパクト、パリィを入力することが可能になります。

例えばルークの場合、すかし着地から即ジャンプをする場合は46F目からしか動くことが出来ませんが、すかし着地からの2LKは44F目から動き出すことが可能です。

次項目では44F目に下段択を入力する方法について解説します。

 

先行入力すかし着地攻撃について

格闘ゲームではめずらしい仕様がストリートファイター6では採用されているので解説します。

ジャンプしてから空中攻撃を出さずに着地して行動することを、ここですかし着地と呼びます。

ストリートファイター6では空中状態から着地する1F前は空中攻撃が受付されないという仕様になっています。

つまり、その2Fの間に通常技やコマンド技を入力すると着地後最速で発生させることが出来ます。

▲着地1F前(42F目)に2LKを入力。着地後最速で2LKが発生している。

▲着地2F前(41F目)に2LKを入力すると、空中LKが成立してしまい、着地硬直が付与されてしまう。

 

ルークの場合は先行入力が効く2F(42F・43F)と硬直がとけた瞬間(44F)の計3Fで2LKを入力するとすかし着地から最速で2LKを出すことが出来ます。

 

例えば相手がルークの5F Safe Jump重ねのガードタイミングで4F技(リュウの場合は5LP)を入力しようと試みた場合、

▲空中攻撃が重なる次のフレームで5LP(4F)を入力した場合は、すかし着地2LK(5F)に勝つことが出来ますが、

▲空中攻撃が重なるFの2F後に入力した場合は相打ちとなります。

 

すかし下段5Fの場合は、勝ち1F 相打ち1F(ファジー受付計2F)

すかし投げの場合は打撃が優先して勝つので、勝ち2F(ファジー受付2F)

春麗の下段は4Fなので相打ち1Fのみとなります。

 

相手の対応難度を大幅に上げることができるので、すかし着地行動を採用する場合は練習しておきましょう。