気を抜いたら(俺が)よく発症してしまう微差判断病についてのお話。
微差判断病って?
対戦ゲームは1試合、それも数秒単位での判断の回数が非常に多い。
めまぐるしく状況が変わっていく中、最大期待値を拾い続けるように立ち回りを構築することが勝率につながりやすい。
もちろん、立ち回りを構築するための知識や、操作も重要な要素です。
この、局面ごとの正解を考えるうえで気を付けておきたいのが微差判断病。
先述の通り、対戦ゲームは短いスパンで多くの判断をしなければなりません。
このため、ミスを無くすこと自体は実力差がない限りは非常に難しく、昨今の対戦環境は対戦環境は細かいミスを多くするプレイヤーよりも、大きなミスを数回するプレイヤーの方が勝率が悪くなりがちです。
ここでの大きなミスについては、人によって意見が割れにくく、期待値に優れ、技術介入度が低い(安定する)選択を取れていないことと定義しておきます。
微差判断病とは、細かい状況ごとの正解を突き詰めてしまう過程で、大きなミスを減らすといった前提を見失っている状態を指します。
具体例はゲームによって異なりますが、あえて例をあげるとするならば、
置き技にキャンセル必殺技を仕込む精度が低い(大きなミス)かったり、
ゲージを消費する使用頻度が低めな高火力コンボが不安定(大きなミス)だったり、
投げを切り捨てて屈ガしているのにグラ潰し垂直に対して対空が出せていなかったり(大きなミス)するのに、
フラットな状況でのリターン低めな18F反応差し返しの精度(微差)を気にして、大きなミスをいつまで経ったもの減らせない人は微差判断病です。
微差判断病との付き合い方
余程器用でない限り、ミスをゼロにしていくことを目指す過程で何度も微差判断病にかかってしまいます。
こればかりはどうしようもないのですが、
常に「微差の判断よりも大きなミスを無くすことが重要」と意識しながら対戦するだけでも微差判断に捉われ難くなります。
大きなミスをしたと思ったら、その都度メモを取って自覚し、練習メニューに加えましょう。
リプレイを見て客観的に大きなミスをカウントすることも重要です。
他者に伝える能力が長けている格上のプレイヤーが身近にいるのであれば、手数ですがこの文章を読んでもらって、大きなミスをしていたら忌憚のない指摘をしてもらえるようお願いするのも良いかもしれません。
以上。