対戦ゲームっていいよな

対戦ゲーム、麻雀の攻略。それらの上達に役立つ知識の共有がしたい。

概念のゴミ箱 知識は大事というお話

はじめに 概念のゴミ箱について

 何かを書こうにもテーマや対象を広く取ろうとするあまり、書いている途中で満足して下書きに記事が溜まってしまっている。

 書いたものを公開しないのは非効率であるから、狭いテーマでテキストをまとめあげたものを「概念のゴミ箱」として書いていく。

 週1更新目標。

 

知識は大事だよ

対戦ゲームにおける能力として、思考能力と出力能力がある。

出力能力についてここでは深く触れないが、単純な移動操作やコマンドの正確さだけでなく、コマンドの速度、各入力からのコマンド精度、~F歩いてガードの~部分の精度と屈ガの速度も含める。コンボで言えば、ミスの少なさだけでなく使ってる脳内リソースの少なさも含めたりもする。


思考能力についてここでは、「所有している知識をもとに、視覚(完全情報)・短期記憶から情報を得て、それらを自身の行動と結びつけること」と表現する。
使用する言葉に差はあれども、ここは人によって意見が変わらなさそうに思える。
「所有している知識をもとに」とあるように、そもそも知識がないと画面内から拾える情報が少なくなる。
例えば、対戦の一部分を切り取って、「ここでは何を選択するのが良いのか」を思考するとする。
各種ゲージ状況、ラウンド状況、残り時間、自キャラ、相手キャラ、画面位置、展開(平場なのか何かをガードした後なのかダウン後なのかなど)といった情報をただ単に拾うだけの人は少ないだろう。

情報を拾いつつも、自身の知識と結びつけながら(意図的でないにしろ)回答を模索しているはずだ。
ゲームシステムと相手キャラに関する知識があれば、「このゲージ状況、位置状況で一番喰らったらダメな共通ゲームシステムはこれだからケアしつつ、弱攻撃を当てても倒せないから中攻撃以上の始動を狙おう」と考えらるだろうし、
ここに相手キャラについての知識があれば、それをさらに画面内情報と結びつけてより良い回答を見つけられるかもしれない。
知識をつけることで、拾える情報の量・質が高まる。

知識は大事。

 

知識の付け方

まず、だいたいの対戦ゲームでは知識の共有が十分になされていない。

情報が体系的にまとめられていることも珍しいし、調整のたびに情報をアップデートし続けている媒体も殆どない。
盤面競技ゲームのように、実戦しながらルールを覚えていって、1つずつ定石を覚えていって、詰め問題を解いて…といった万人に当て嵌まるような上達のテンプレートも見つけ辛い。
全員が全員、等しく良質な情報を得ているとは限らず、そういった実情で明らかに損をしている場合でも自覚し辛くなっている。
ただここは好意的に「相手より明確に劣っていても、知識で出し抜ける余地が多いのは楽しそう」と捉えても良いし、そう捉えられる人に適性がある。

 

具体的な方法について

テンプレートはないにしろ、歩きやすい道は存在する。

おすすめの方法は以下の3つを同時進行で行うこと。進捗を外部に発信し続ければ、世話焼き強強おじさんから色々教えて貰える可能性もあるかもしれない。

 

①最重要 模倣する

初心者はまず「 始動技-コンボ-起き攻め」から模倣する。
強い人が、何を相手に当てて、どういったコンボをして、コンボを終えた後に何をして追加ダメージを狙っているのか
これを書き出していき、一番出現率が高いものを練習して実戦で決めていく。
実戦で安定するようになれば時点で出現率が高いものを模倣して、を繰り返していく。
始動技-コンボ-起き攻めまでセットになっているものから模倣することが重要。

例えばけん制技単発で終わったり、起き攻めに移行していないものは省いていく。

 

この作業に慣れたら、固め、技振り、ゲージの使い方、コンボ選択を模倣していく。

最適ではない可能性はあるにしろ、80〜90点は取れていることが多いので大怪我はし辛いし、そもそも知識がない時点では評価をまともに出来ないから後回しで良い。

 

②鵜呑みにする前に、システム・技術・考え方の3つに分類する
体系的にまとめられている情報が少ないため、「わかった気になっているが実際は何もわかっていない」になりがち。それは避けたい。
例えば、「開幕はお互いフルリソースで始まるから、初手を取っていくことが大事だ。」と強い人が言ったとする。

ここで「へーなるほど!」と終わるのではなく、分類していく。


上記の発言そのものは考え方に分類できる。

「お互いフルリソース」はゲージシステムの仕様や運用になるのでシステムに分類する。

「初手を取っていく」は技術に分類する。

つまりこの考え方を知識として身に付けるためには、ゲージシステムの仕様や運用についてのシステムについて理解し、初手を取る技術についても学ぶ必要がある。

自身の知識の蓄えと照らし合わせながら、足りてない部分を補充していけば良い。

発言者にそのまま聞けるなら聞く。

 

③中~終盤の局面を切り取って強い人に質問する
対戦ゲーム界隈で流行らせたいのがこれ。
動画でも静止画でも良いので局面を切り取って、
「自分はこういうことを考えてこういう選択をした。あなたは何を選択しますか?」と聞く。
②の手法は直接自分の課題と直結している知識を得られるとは限らないので、この手法と②を組み合わせることをおすすめしたい。