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リーメスボタン(キャップ) レビュー 2022.12.8

はじめに

リーメスボタン(とキャップ)は個人的には衝撃的でキャップもボタンも秒で購入したのですが、インターネット上では意外と口コミが少なかったのでレビューを書くことにしました。

安くはない買い物なのでこのテキストを評価基準のうちのひとつとしていただければ幸いです。

 

▼リーメスボタンについてはこちらの記事参照▼

元プロゲーマー・ガフロさんに訊く、謎の最速ボタン”リーメスキャップ”と、伝説の脱法コントローラー”ガフロコン”騒動。 | カミヅキ記録帳

 

評価点

①ボタンのオフが体感に近い精度の入力になる

一番の評価点はこちらです。

ボタンのストロークが短いリーメスボタンでは、例えばピアノ押しのように単一ボタンを2回素早く入力することに適しています。

ストロークが短いと評判のGracity KSでさえ、ピアノ押し入力するとボタンがオフになる前に2回目の入力を完成させてしまい、2回ボタンを押しても反映される入力は1回のみになってしまいます。

そのため、Gracity KSでは気持ち遅らせてピアノ押しをしなければならず、安定させることを考えれば隙間に2~4Fのブレが生じます。

一方、リーメスボタンでも1回しか入力されないこともありますが、ピアノ押し隙間は1~2Fで安定しています。

ボタンを素早く入力することは努力で補えますが、指を離して入力をオフにする速度は各デバイスで定められた数値を越えることは出来ません。

これがリーメスボタンを採用した大きな要因となりました。

 

▼ABCDの順に間髪いれずにピアノ押し連打してもこのような精度で安定します▼

ボタンから指を離したタイミングと実際に入力がオフになるタイミングの違いにストレスを感じている方にはぜひおすすめです。

 

②ボタンの入力も速くなります

ストロークが短いのでボタンの入力自体も速くなることが期待されます。

レーニングモードで屈ガードからの各種コマンドやファジーガードGracity KSと比較しても数値差は現れませんでしたが、対戦で脳内容量を割かれている際の入力は速くなっているかもしれません。

入力に関しては日々鍛錬して理論値でボタンを押し込む筋力を身に付けている人にとっては大きな恩恵にならない可能性があります。

 

デメリット

①キャップが固い

リーメスボタンを使用して初めて、「あ、プラスチックって柔らかいんだ」と気づきました。

天板に貼っているカーボンシートを抉るくらい入力が激しいせいでもあるのですが、リーメスボタン導入初日で対戦している際に指先の皮膚が割けました。

今では爪と皮膚の間の箇所がガッチガチに硬化したので出血も痛みもありませんが、爪が柔らかい方、爪を伸ばしたい方にとっては不向きなボタンかもしれません。

リーメスキャップを使い込んだ後に通常のボタンを押し込むと、グミに触れているような錯覚があります。

 

②キャップがグラグラする

キャップ部分が上下に揺れます。

これはリーメスキャップの仕様上、中のキースイッチ同士で固定されておらず、ストロークを短くする関係から表面積を縮小しているためです。

このグラグラする感覚に慣れることが自分にとっての大きな課題でしたが、人によっては「グラグラする?感じないけど?」という意見もあります。

気になる方は少数購入してグラグラ具合を確認しましょう。

 

③暴発しやすい

ストロークが短いので当然ボタンの暴発リスクは増えます。

個人的には押したつもりのない入力がされてしまうといったことは今のところ無くなったのですが、暴発が原因でリメースボタンを諦めた友人もいるので記載することにしました。

手の構造上、下段左から2番目のボタンは不意に入力されやすいのでリーメスボタンよりストロークの長いボタンに設定することをお勧めします。

▼中Kボタンのストロークを長くする井上式▼

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以上です。

最後になりましたが、製作していただいたガフロさん、インタビュー記事を作成いただいたカミヅキさんに感謝いたします。