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初心者に教える⑦ 格ゲーの駆け引きについて教える 駆け引きはジャンケンではないというお話 - 対戦ゲームっていいよな
アラフォーのおじ使用キャラは豪鬼で俺の使用キャラというわけでもありませんでした。
使ってもいないキャラを、それも殆どテキストベースで教えてウルダイまで育てたことになりますが、特別なことをしていたわけではありません。
教えていた(る)ことの軸は「前に歩いてボタンを押せ」です。
対人戦のモノサシをつくってみる
対人戦の駆け引きは自分が何かを狙うことで相手にどんな影響を与えるのか、という情報を集めて相手を計測することが大切になります。
ちょっと対戦ゲー慣れてる人の対戦を見てると前後にウロウロ間合いとってる時間が長いですよね。
あのウロウロを文章化するとしたら間合いをとることで互いの選択肢を増やしたり減らしたりして、その都度相手の挙動を観察し、相手に通りやすい行動を測っているのです。
相手の対応幅や知識量など計測する手段の概念を「対人戦のモノサシ」と表現して教えていました。
この概念を理解して活用するためには、自キャラだけでなく相手キャラ(と人)に対する知識が必要になるため、初心者が取り組むのには難しく、いきなり取り組むべきではないと考えています。
前に歩いてボタンを押す、からはじめる
初心者が対人の駆け引きを理解しモノサシを形成できるようになるためにおすすめしたいことは、自分から駆け引きをしてみるということです。
豪鬼の場合はリーチが長くて押しやすいという理由で立大Pを選択しました。(当時LP0〜500)
まずは立大Pのリーチを把握して、相手キャラに当てに行こう!というところを入り口としました。
あとは前に歩いてボタンを押すをテーマにして対戦に進みましょう。
押した結果どうなったのかを認識する
前に歩いてボタンを押す、というテーマで対戦してみて百発百中で押したボタンが相手に当たるということはほぼ無いなずです。
実際にはヒットしたり、飛ばれて空振ったり、届かずにスカったり、相手の技に発生を潰されたりとさまざまな事が起きるはずです。
技を当てられると思ったら届かなかったー
飛ばれたー
相手の技に潰されたー
ということを、可能であれば対戦中、難しければリプレイを見ながら、自分の技を当てにいくというテーマに対して実戦では何が起こっているのかを認識することが対人戦の駆け引きを理解するための導入となります。
ひたすら押して、ひたすら何が起こったのか情報をかき集めましょう。
対戦が終わったらノートに3分くらいで走り書きをする習慣をつけてみると良いです。
次回、集めた情報をどうやって上達に繋げるのか、その方法について書いていきます.