前回の記事の続きです。
雀魂攻略 爆速雀豪昇段ガイド①雀魂の特徴と麻雀の基礎練習 - 対戦ゲームっていいよな
大きなミスを無くすための基本押し引きについて書いていきます。
結論から言います。
この本を買いましょう。
不確定要素の多いゲームで何を拠り所にするか
麻雀は他家の手牌や山といった、目に見えない情報が非常に多いだけではなく、毎巡場に放たれる牌、他家の鳴き、自分のツモ牌といった目に見える情報もコロコロ変わります。
また、山に残り11枚残っている待ちが、山に残り1枚の待ちに引き負けるように、運に左右されることも多いです。(不毛ですね)
絶対的な正解がどの局面にも必ず存在するわけではないこのゲームで、初級者がまず抑えておくべきはだいたいの局面で正解になり得る選択とは何かということになります。
その、だいたいの局面で正解になり得る選択をデータを根拠に解説している書籍が、
『「統計学」のマージャン戦術』です。
もちろん、データを盲信して思考の幅を広げることは危険です。
ですがこの書籍は、どの状況を想定し、どういったデータを用いて、何が期待値上の正解になるのかを解説してくれています。
あなたがもし、データではフォロー出来ないような、局面ごとの細かい情報などを加味して打牌選択をしたいのであれば、これらの情報の理解が必要不可欠です。
いわば難問を解くための公式のようなものです。
公式を用いて思考をショートカットし、空いたリソースで細かい情報を拾って処理できるようになりましょう。
以下はおすすめの読み進め方です。
データの有用性と活かし方を理解する
まずは1章の導入を熟読しましょう。
麻雀は固有名詞が多く、説明するにしても複雑になりがちです。
そこを十分にケアした言葉選び、それでいて伝えるべき情報を漏らさずに明記できている完成された文章です。著者さまのこだわりが伝わってきます。
リーチの強さを理解する
まずは1章テーマ1〜6を読みましょう。
リーチは先制するだけで強いと理解すれば、次は2章テーマ13を読みましょう。
逆に先制された場合は大きく不利になるのだと理解できるはずです。
リーチへの対応の基礎を理解する
だいたいベタ降りすれば正解です。
ベタ降りの精度は不確定情報に依存することがないのでプレイヤーの地力が問われる分野です。
3章テーマ20〜22をガッツリ読みましょう。
そして、実戦で自分がベタ降りをしている時に、書籍通りに牌を選択できているかをチェックしましょう。
余裕があれば他のテーマも読む
上記テーマが頭の中に入り、対局で活かせるようになれば他のテーマも読んでみましょう。
限定された状況ですが、比較的出現率の高い状況をテーマに解説されています。
70点の牌効率と徹底した先制&撤退で雀豪へ
前記事と本記事で紹介した内容を網羅し、打数を重ねれば雀豪に到達することは可能であると考えます。
読みとかはいらないの?と思うかもしれませんが、牌効率&本記事で紹介した知識を正しく出力することが重要です。
基礎を疎かにし、限定的な読みを得意げに披露する麻雀の成績が低い人も少なくはありません。
言葉を選ばないで良いなら、上手ぶり雑魚です。
限定的な読み、それが決まった時の快感に溺れ、基礎基本を疎かにして大きなミスをしてしまうのは本末転倒です。
麻雀は大きなミスを長期に渡ってゼロにすることが重要であるのにも関わらず、非常に難しいです。
前記事と本記事で紹介した要素を確認しながら対局を重ね、ミスのチェックをし、大きなミスを減らすために割く労力を減らすことが出来れば、拾える情報の量が増えて限定的な技術も活かせるようになるでしょう。