対戦ゲームっていいよな

対戦ゲーム、麻雀の攻略。それらの上達に役立つ知識の共有がしたい。

格闘ゲームを教えることがなぜ難しいのか

スト5フリープレイにあたって、初心者向け動画や記事が乱立しています。

眺めていても、そもそも初心者をどう定義しているのかが不明だったり、結論を個人の自由!とかで締めていたりして、なかなかの混沌具合です。

そもそも、格闘ゲームをそもそも他者に教えることが難しいのです。上級者から中級者への指導さえも的を得ずに結果が出せないことも少なくありません。

全体の傾向として「伝え方が良くなかった、どう教えたら良いのか?」というところばかりに注視しているように思えるので、そもそもなぜ教えるのが難しいのかということについて個人の意見を述べたいと思います。

 

結論から言います。

データを用いた指導がなされていない(難しい)からだとわたくしは考えます。

伝えやすくするために1つ例を挙げさせてください。

例えば算数の家庭教師が、足し算引き算のテストで50点の成績の生徒を80点まで上げる指導をしなければならないとします。

そこで、実際生徒に時間無制限で問題を解かせてみると、なんと正答率90%だったとします。

正答率が高いのにテストで50点いう情報から、問題を解く速度が遅すぎたり、緊張から凡ミスが増えたりといった要因が考えられます。

それらを明確にするために、1問にかける時間の平均値を問題の難易度別に数値化したり、凡ミスの傾向を拾い集めて対策を取ったりと、さまざまなアプローチから生徒の成績向上を狙えます。

今回の例では、時間無制限の場合の正答率と実際のテストの点数といったデータを用いて生徒に最適な上達法を考えました。

 

では格闘ゲームに置き換えてみてください。

データを用いた精度の高いアプローチ、とても難しいですよね。

データが集めにくいとか色々な要因があるのですがここに触れると3万字追加されるので割愛します。

なかなか、強い人はここの数値は良く、弱い人ほど悪くなる、のようなわかりやすいものは表面化していないのです。

 

しかし、スト5においては非常に分かりやすい指標がありました。

それは投げ抜け成功率です。

好成績のプレイヤーで30%行くか行かないかくらいに収束している傾向にあり、40%を越えている強者はなかなか見つかりません。

投げ抜け以外の強い防御手段が豊富なキャラのトッププレイヤーなら驚愕の13%台だったりする数値です。

この数値を最適化しつつ、対戦に勝つことに繋げるためにどう教えれば良いのか?

こう考えると大きく本質から外れた教え方をするリスクを軽減することができそうだと考えました。

 

実際にどう教えたのかは他の記事読んでもらえればわかるのですが、ざっくり言うと以下の2本柱です。

①投げ抜け以外の防御手段を身につけさせる

グラップ成功率が低い=投げ抜け以外の防御手段が豊富と捉えることが出来ます。

 

②触られる回数を減らす工夫

ガンガン触られてガンガン投げられて、投げ抜け成功率20%です!となっても勝てませんよね。

触られにくくする、触られてもある程度投げられても勝てる、とはどういうことだろう?と考えると、

そもそも触られないための技術(置き技ブンブン、対空など)や、投げを受け入れるという選択肢を作るために必要な体力リードする技術(置き攻め、コンボ、崩しなと)といったことを教えると良さそうです。

 

格闘ゲームを教えるのは難しいです。

今後、上級と初級の比較から、このゲームの強者はこの能力に長けているといったデータが沢山集まれば脱初級者の高速道路が作られていくことでしょう。