最初は崩しについて、のようなタイトルだったのですがここで触れるのは有利状況を作れた時にダメージを取る確率を上げるような概念ではなく、そもそも対戦前に最低限調べておきましょう、という内容です。
崩すための前準備 固め編
何かをガードさせたあとに、相手が取れる防御手段に対して自キャラが何が出来るかを調べます。
◆調べておきたい項目◆
・踏み込まずに投げが届くか(下がられる)
・踏み込まずに後ろ下がりに投げが届くか
・対投げ抜け
・後ろ下りに対して有効な手段
・3F、4F暴れを潰す手段
・バクステ狩り
・踏み込まずに投げが届くか
・踏み込まずに相手の後ろ下がりにも投げが届くか
いわゆる、下がれる投げ、下がれない投げと呼ばれることが多いものです。
スト5は投げに対して取れる選択肢が少なく、またそれらの選択肢は読まれた場合に投げ以上のダメージを受けます。
よって、これを満たしている技は強力になります。
・対投げ抜けまわり
投げ抜けを読んでいた場合に100%ダメージが取れる選択肢を用意しておくことが大切です。
相手の投げ間合い外なら相手の投げに当たらないように屈ガードから遅グラを狩れるタイミングで打撃を入れるのが安定です。
固めからなら殆ど起こりませんが、投げ間合い内なら後ろ下りから同様の対応をします。ただしこの場合は相手の下段擦りにリスクを負います。
また、一部キャラクターの空中判定技や、垂直ジャンプ、バックステップから投げ抜けにダメージを取ることが出来るかも確認しましょう。
・後ろ下りに対して有効な手段
下がれる投げの場合、もっとも相手が簡単に対応策として選んでくるのが後ろ下がりです。
この後ろ下がりに対して自キャラが何をすることが出来るのかを考えます。
しかしながら、キャンセル可能な屈中Kや、足の速いキャラの踏み込み小技下段、前ステや屈大Kなど、下りに対して有効な選択肢は限られています。
・3F、4F暴れを潰す手段
投げ抜け潰しや下り読みの踏み込みなどに対しては発生の早い技で割り込まれてしまいます。
スト5は小技リターンが高いので、暴れ潰しからのコンボ+起き攻めも事前に調べておきましょう。
・バクステ狩り
小技をガードした後のバクステをされることは殆どありませんが、中攻撃以上に対してはバクステを選択することが防御側の一つのセオリーとなります。
バクステは殆どの固め連携に空中食らいで逃げることができ、踏み込みや投げ抜け潰しの下り様子見などにも有効な出せれば強い防御択になります。
バクステ狩りは比較的リスクが高い選択肢になるので試合中に何度も狙うことはありませんが、読めていた場合はこれでダメージを取る、ということを調べられていないとバクステ一択で相手に凌がれ続けてしまいます。
ここまで調べられていると、相手の防御手段を読めてさえいれば適切にダメージを取ることが出来る状態へとなります。
また、キャラ固有の防御手段に対しても敏感に気付けたり、この技は意外と対応されやすいからホイホイガードされるような使い方するのは良くないな…という反省にも繋がります。
思ってた以上に長くなりましたので、
崩すための前準備 起き攻め編は後ほど書きます。
大切なのは、読み勝ち=ダメージに必ず繋げること、相手の手札に対して回答をシステマチックに用意しておくこと、です。
普段から誰かに教えてもらえているのであれば、固め構成を文字起こしして確認して貰うのがおすすめです。
終